以前に現場の電気料金の予想をやっていたことがあるので使用量について少々…
主な項目については東電のホームページを参照下さい。
http://www.tepco.co.jp/e-rates/individual/basic/charge/charge01-j.html
意外な注意点をピックアップしていきたいと思います。
まず”ご使用期間”
当たり前の話なんですが、検針月の月末で大きく電気料金は変わってきます。
30日で終わる月と31日で終わる月の違いって事です。
電力量は24時間分変わってきます。じゃあ一番安いのは2月分? と思いがちですが
2/28を検針期間に含んだ3月分になります。実は検針期間が同じでないと月ごとの比較はできないのです。
続いて”燃料調整費”と”再生可能エネルギー発電促進賦課金等”
ざっくり言うと燃料調整
費は火力発電等の燃料相場に比例した課金(イメージ的には原油サーチャージみたいなもの)、”再生可能エネルギー発電促進賦課金等”は電力会社が買い取ったものを使用者に転嫁した課金です。
内容はともあれ注意して頂きたいのがこの単価は実は変動するのです。
とくに”燃料調整費”は毎月変わります。 ご家庭で毎月チェック(東電サイトに2ヶ月先ぐらいまで記載)されている方はいないと思いますが、この2つの課金を考慮してしまうと毎月の
電力量の変動がよくわからなくなってしまいます。
どうしても(自分もそうですが)トータルの金額で高い、安いと一喜一憂してしまいますが
単価をかけないKWhだけの値で比較すればいいんじゃないかな~ なんて思います。
”基本料金”と”従量料金”について
ほとんどの人は一番下の基本プランだと思って説明すすめていきます。
電気料金は受電しているブレーカサイズに対する料金(基本料金)とKWhに対する単価の料金(従量料金)に分かれます。
最初のお知らせでは30Aなので 30×273=819円 基本料金となります。
従量料金は 120kwhまで18.89円なので 120×18.89=2266円 (1段階料金参照)
使用量176から120を引いて56kwh×25.19=1410円 (2段階料金参照)
2266円+1410円が従量料金となります。
電気料金はその他の課金を足すと
基本料金+従量料金(1~3段階料金)+ 使用量×燃料調整費単価
+使用量×再生可能エネルギー発電促進賦課金等
がトータルとなります。つまりほとんどが使用電力量に依存し基本料金はあまり影響しません。例えば30→20Aにしても273円安くなるだけであまり節約にはなりません。
では”新しい電力メニューは??”
自分も見てびっくりしたのですが、2段階料金程度の単価25.19円で比較するとほとんど
高くなってしまいます。
新しくできた安い単価がありますが(AM1時~AM9時)(PM9時~翌AM5時)(PM9時~翌AM9時)ってほとんど寝てる時間なのですが…
まあ電気量金を安くするのは地道に使用量を抑えるしかないって事ですかね…