先日空気管の張替えという珍しい工事を経験した。
工事に至った経緯はズバリ感知器が動作しないという不具合だ。恐らく空気管に穴が空いているのだろう。天井の高い位置なので調べる術はなく、張替える事にした。
空気管の張替え工事は現場の状況によるがかなり高額になる事が多い。内訳としては足場設置が7割、張替え工賃が2割、材料が1割といったところ。
あまりにも高額のため、なかなか客先の承認が降りない現場も多いのではないだろうか。
もし建物内に高所作業車が入れられれば足場費用がかなり抑えられるので一度現場を確認することをお勧めする。
続いて工事内容だが、こちらはいたって簡単。受信機盤を養生→足場設置→空気管を天井端へ固定→引っ張って反対側の天井端へ固定→感知器へ接続→テスト→足場解体といった具合。
最近の空気管はメッセンジャーワイヤーが付いているため引っ張り強度が強く両端さえ固定されていれば問題無い。実にシンプルだ。
工事は簡単だが費用は膨大。とは言ってもなおさない訳にはいかないので、思い切って全面張替えを検討してはどうだろうか。