電験3種のなかでも電力科目は科目合格率が2割を超え比較的取りやすいと思います。
しかしそれは、実務経験者や電気工事士といった”割と問題を見慣れている人”に有利に働いているからでまったくの未経験者からするとやはり簡単にはいきません。
電力科目は穴埋め問題がなど知識を問う問題が多いですが、実は計算問題をおさえることが合否を決めるのです。
《出題頻度が高い単元》
・電圧降下
・%インピーダンス
・ブレーカ短絡容量(KA)を決める問題
・発電機の効率を求める問題
・架線のたわみ、張力
他にもあるがB問題にて出題されることが多く、(a)(b)両方落とすとかなり痛いので必ず抑えておきましょう。
B問題をすべて解いたとしても30点、合格点のボーダーが下がることはあまり期待できないので残り30点を暗記で頑張るしかありません。
過去に頻繁に出題されているのが
・水車の問題(ペルトン、フランシス等)
・原子力の問題(近年は必ず1問出る傾向にある)
・ケーブル、架空電線の問題
・カルノー、ランキンサイクル
・フェランチ効果
・電気事故の問題(フラッシュオーバー、コロナ放電など)
といった具合です。
ちなみにテキストは↓これ一本で十分だと思います。
絵解き電験三種完全マスター 電力 オーム社計算問題は過去問で練習して下さい。あまりひねった問題はでない印象です。
最後に…
もし電験に合格した際、一番知ってなければいけない知識がこの科目につまっています。
あまりヤマを張らずに全体的に勉強するのをおススメします。