電験シリーズも4回目、今回は法規科目のコツを紹介します。
この科目は他の教科より65分と時間も短く問題数も少ないです。4科目のうち比較的楽に取れる教科です。しかしながら2~3年で合格しようと思っている人は理論、機械を優先させ最後に取るほうが無難かもしれません。(理論・機械は年によって難易度が異なるため)
法規ですから暗記と思われがちですが、やはりこの科目も計算問題からやるのが合格の近道です。
出やすいのはこちら
・ケーブルの風圧荷重
・水力発電の運用(グラフの問題は重要です)
・コンデンサの力率改善
・需要率、負荷率、不当率
・最大使用電圧、試験電圧の問題
・架線のたわみ、張力
計算問題の種類が少ない為、出題される可能性が高く、できるようにすれば必ず得点アップします。
問題は電気設備技術基準の条文問題です。ほとんどが穴埋め問題なのですが、すべてを覚えるのは至難の業ですし頻繁にでる問題も特にありません。勉強法としてはまず最新のテキストを購入する事です。条文改正などで古いテキストは使えない場合があるためです。
自分は下記テキストで25年度と21年度を突破しました。(自慢できる事ではありませんが…)
電験第3種 スイスイわかる法規 電気書院電験第3種 これだけシリーズ④ これだけ法規穴埋め問題で問われるのは○○メートル、○○ボルトといった数字です。数字を意識するように
覚えるのがコツだと思います。
最後に近年の試験問題では海外の規格やコンデンサリアクトルの問題などテキストにはない
問題が出る場合がありますが、ほとんど出題されないマイナーな問題なので飛ばして構わないと思います。あくまでベーシックな問題を抑えることが合格のポイントです。