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設備のマニアどっとこむ

IoT開発、設備・DIYのブログ!

富良野メロン農家除草剤事件について

先日とあるメロン農家の方のブログを読んで衝撃を受けた。なんとビニールハウスに除草剤がまかれて6600玉ものメロンが被害にあってしまったらしい。

http://furano-melon.jp/official-blog/post-4962/



世の中ひどい人がいるもんだなぁと残念な気持ちになっていたのだが、今後こういう事件が起こらない様にする為、どうすれば防げるのかアルティメットなりに考えてみた。

まずメロン農家の守るべきものとしては以下の3つとなると思われる。
・メロン
・水
・電源


メロンを守る

ブログやグーグルマップから推測すると、メロンはビニールハウス内にあり監視カメラおよび光センサーライトをすでに設置している。この状態であれば入口からビニールハウスに入ろうとすると明るい状態でカメラに映り犯人のアシが着く事になるはずである。(画像を録画していれば)

しかし残念ながらビニールハウスは入口以外からも破って入れる為、入口での監視カメラはでは防げない。というよりそもそも監視カメラでは”防犯カメラ作動中”看板などによる心理的な抑制にはなるが物理的な防犯にはならない。そこでビニールハウスへ近づけない措置が必要となってくる。

とりあえず4パターン考えてみた
①フェンス+振動センサー
②フェンス+赤外線センサー
③自立型赤外線センサーのみ
④人感センサー

一般の施設ならば、①~②がセオリーだが、3万5,000平方メートルの農地では費用がかからすぎてフェンスの設置は現実的ではないだろう。

↓赤外線センサー 人が遮ると感知する。

③の赤外線センサーでは電源の埋設が容易(地面が土だから)なので自立型ならば導入できるかもしれない。それにしてもビニールハウスごとに設置すると相当の費用になる。
もし本当に安く設置するなら④の人感センサーを敷地内にランダムに取り付けビニールハウスに近づくと検知するようにする方法もある。①~④いずれにせよ大事なのは

現地にブザーをつけること

現地で爆音が鳴れば犯人もおどろいて逃げる。さらに同時に警報接点をエムシステム技研のてれまるくんなどを使えばメールや電話もできるので現地にすぐ駆けつけることもできる。さらにブザーと同時にパトランプを点灯させる手もある。とにかくその場で犯人を逃走させ、ビニールハウスから遠ざけることが大事である。

水を守る

メロン栽培については完全に素人なのだが、今回給水バルブをいじられたそうで、ほかにも断水や、薬品を混入させるケースもあるかもしれない。これを予防するにはタンク蓋などの施錠、バルブへのボックスの取り付け、給水周りのフェンス設置しかない。あとは設置後はどうしようもないが、水道配管を埋設か高い位置で敷設するくらいしかないだろう。

電源を守る

メロン農家の方のブログではブレーカが落とされていたり、ビニールハウスの設定が変えられていたりとなんとも恐ろしい事件だが、これらはおそらく施錠できるような盤に収められていない可能性が高い。外箱だけであればそこまで費用はかからない場合が多いので更新を推奨したい。


まとめ

セキュリティは費用さえあればいくらでもやり様がある。極端な話、プレハブ小屋を建てて24時間交代で警備員を常駐させるということもできる。ただ、農家の方に負担にならないかつ、効果的でなければならない。今回は誰でも入れる広大な土地に設備工事をするのは非常に難しいと感じた。そして最後に今回の事件の早期解決と来年の豊作を祈るばかりである。









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プロフィール

HN:
佐々木 雅史
性別:
男性
自己紹介:
2021年 ラズパイ、M5stackを用いたIoT開発を専門で受注するアルティメンテを設立。代表を務める。
・2020年ラズパイコンテスト優良賞受賞
・設備系資格多数(電験3種、消防設備士甲4、2級ボイラー技士、危険物乙4、電工2種、技術士補(電気・電子)、エネ電、フォークリフトなど)

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