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設備のマニアどっとこむ

設備、電子工作、DIYのブログ!

11/07

Sat

2015

空気管の張替え工事について

先日空気管の張替えという珍しい工事を経験した。

工事に至った経緯はズバリ感知器が動作しないという不具合だ。恐らく空気管に穴が空いているのだろう。天井の高い位置なので調べる術はなく、張替える事にした。

空気管の張替え工事は現場の状況によるがかなり高額になる事が多い。内訳としては足場設置が7割、張替え工賃が2割、材料が1割といったところ。

あまりにも高額のため、なかなか客先の承認が降りない現場も多いのではないだろうか。
もし建物内に高所作業車が入れられれば足場費用がかなり抑えられるので一度現場を確認することをお勧めする。

続いて工事内容だが、こちらはいたって簡単。受信機盤を養生→足場設置→空気管を天井端へ固定→引っ張って反対側の天井端へ固定→感知器へ接続→テスト→足場解体といった具合。

最近の空気管はメッセンジャーワイヤーが付いているため引っ張り強度が強く両端さえ固定されていれば問題無い。実にシンプルだ。

工事は簡単だが費用は膨大。とは言ってもなおさない訳にはいかないので、思い切って全面張替えを検討してはどうだろうか。








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11/08

Sat

2014

受信機盤更新の注意点

形あるものは必ず壊れる…
火災報知器の受信機盤もしかりです。

 

 不具合が出ない限り更新することはないと思いますが、いざやってみるといろいろ考えなければならない点が出てきます。

今回は火報の受信機盤の更新の注意点についていくつか紹介したいと思います。

1.更新工事中の火災報知器は使用できない
当たり前の話なのですが、盤を入れ替えているときは未警戒になります。
ビルなどでは休館日にやればいいのですが、24時間稼働している建物等は調整が必要です。
さらに警戒区域(窓の数)が多い場合は配線工事だけでなく発報テストの期間も長くなります。
2~3日停止となるとはたしてオーナーは納得してくれるでしょうか。


2.消防申請について
工事前に消防への着工届が必要で、さらに消防の立ち合い検査もあります。
危険物施設などでは他の変更許可申請とセットになる場合もあり、事前に問い合わせしなければならないケースもでてきます。(なぜか市や消防担当者によって判断が異なる)
もちろん設置図や機器の図面等も準備しなければならない為、自分で申請する場合はそこそこの労力がかかります。


3.受信機盤の場所について
原則的には人がいるところ(防災センターなど)に設置されているはずなのですが、火災によって受信機盤が発報しても誰も気づかないんじゃ…って現場もあります。受信機盤を移動させるには各警戒区域へのケーブルを延長しなければならないのですが、せっかくの更新工事なので実際使えるように改善したいところです。


4.受信機盤の仕様変更について
受信機盤の寿命は20年位みたいですが、当時と現在では仕様が一部異なります。最近のものは音響停止のスイッチなどを押しても復旧忘れ防止のためか、勝手に解除されたり、移報遮断のやり方も昔のものとずいぶん変わってたりもします。事故防止のためにも必ず使用者に説明が必要です。


5.工事について
盤の入替えは電気工事士が実施しても、ケーブル接続は消防設備士でなければなりません。
しかも工期は短めとなるとなかなかの人件費となってしまいます。(両方できる人もいますが…)


最近自分が盤更新をして感じたのはこんなところです。ほとんど故障などによる急なケースが多いはずです。バタバタする前に計画的に更新してみてはどうでしょうか。
























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06/28

Sat

2014

防爆の自火報設備試験について

最近はマンションなんかでも設置が義務づけられてきた自火報設備ですが、定期的な動作試験をしなければなりません。

スポット型の感知器のテストは加熱火煙試験機で発信機を温めるあるいは煙を出すといった方法で実施します。

↑発報試験の例


一度は見たことあるのではないでしょうか。


では防爆の現場では? 爆発の危険性もあるため火気は使えません。



ではどうするか…  



実はお湯を使います。熱感知器はお湯を近づけ温め、煙感知器は湯気で発報させます。




冬場はすぐ冷めて交換しなきゃいけませんけど、便利ですね~ お湯。






























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05/05

Mon

2014

差動式分布型感知器(空気管式)のトラブルについて

先日現場で空気管式感知器のトラブルがあり、対処について協力会社の方に教えて頂いた事が目からウロコだったのでまとめたいと思う。

 そもそも作動分布型の火災報知器とは何かというとマンションやビル、ホテルなど天井の低い個所で使われる感知器をスポット型と呼ばれるのに対し、広範囲を一つの感知器でまかなうものをいう。大型の工場や発電所、体育館など床面積が広く天井が高い現場に使われる。




↑おなじみスポット型

  
↑空気管式のイメージ図、直径が2mm程度の為ほぼ肉眼で下からは見えない


 空気管式は非常に簡単な原理で、火災が起きると天井に張り巡らされた空気管の内部が膨張し、感知器のダイヤフラムが膨らみ接点を働かせ発報する仕組み。簡単な構造から設置後数年はトラブルが少ないのだが…  20年、30年と老朽化が進むとやっかいなことになってくる。

 火災報知器のトラブルは主に、勝手に作動する誤報か試験しても作動しない不動作がほとんどである。ケーブルの絶縁不良などを除いてスポット式は本体を交換すればよいが、空気管式のトラブルは根が深い。

誤報の場合・・・・空気菅の詰まりが考えられる。気圧の急激な変化で発報することもある。
不動作の場合・・・空気管が切れている可能性大、試験をしてはじめて発見できる。

数メートルの高さと長さの空気管の外観点検はほぼ不可能に近いため、空気管が異常かどうか確かめるにはまず菅を感知器から外し片方を口にくわえ息を吹く、もう片方の菅を水につけポコポコ気泡が出たら正常だ。切れも詰まりもない事が確認できる。

問題は詰まりや切れによって気泡がでなかった場合だが、これは天井まで登るしかない。菅を切断し2か所息を吹く…そうすれば不良がある空気管の範囲を限定することができる。
この作業である程度あたりを付け、空気管を敷設し直し半田ゴテで接続するとようやく補修が完了する。

この作業は危険かつ労力もかかる。そして資格もないと調査もできない。とはいうものの老朽化すると空気管式は必ず不具合を起こす。これを読んでる設備管理者は間違っても受信機盤で機能を停止することが無い様に願いたい。なぜなら人を守る重要な設備だから・・・・。


 










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プロフィール

HN:
アルティメット雅史
性別:
男性
自己紹介:
製油所、データセンター、化学工場を渡り歩いた設備のマニア
最近はarduinoあたりの電子工作にハマる。
取得資格は電験3種、消防設備士甲4、2級ボイラー技士、危険物乙4、電工2種、技術士一次試験合格(電気・電子)、エネ電合格、フォークリフトほか

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