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設備のマニアどっとこむ

設備、資格、DIYのブログ!

01/15

Sun

2017

湿度調整と空気線図について

冬はさむい・・。そしてカラカラと乾燥しませんか?

それは暖房していて空気が膨張しているからです。相対湿度は密閉されている部屋の温度が下がると上がり、逆に温度が上がる(暖房する)と湿度が下がっていきます。

実はある一定以上の延床面積のある施設はビル管理衛生法で温湿度の範囲が定められています。

温度 17℃~28℃
湿度 40%~70%

しかしながら冬場は30%台になってしまうこともあります。これぐらいになると体感でもカラカラ感があるのですが・・・。調整するにはいろいろと方法があります。

①暖房温度を下げる
②加湿器を使う
③外気を取り入れる

①は寒くなるのでダメとして、②は大きいビルなどではすでに入っている場合(加湿量が足りない)があります。
そこで今回は外気取り入れの③を紹介したいと思います。





すごく簡素化した空気線図なのですが、黒い線がその温度になると結露するという露点温度、緑が相対湿度となります。まず室内外以下の温湿度とすると

室内 温度 20度 湿度40%
外気 温度  8度 湿度60%

この状態で外気を室内にいれ、体積比4割くらい入ると仮定すると下記のようになることが予想されます。


湿度が60%の外気を取り入れるとガンガン湿度が上がってきそうなのですが、意外に上がってきません。ちなみに温度が18度まで下がってるけど寒くないの?……という話なのですが大丈夫です。冷暖房の外気取り入れは空調機の1次側なのでこの外気が温められます。正確には吸気ダンパー(OAダンパーともいう)の開度を開き外気を取り入れる方法が一般的です。

外気を取り入れると便利なのですがいろいろなデメリットも多いです。

・外気取り入れの場所が悪い(土ぼこりが舞う場所など)とフィルターが真っ黒になる。
・露点温度まで下がった場合、結露してしまう。
・除湿は過冷却の必要があるため、外調機等の設備が必要。

加湿、除湿の湿度管理は設備管理の永遠のテーマです。かといって室内に専属の除湿器、加湿器があるとかなりのエネルギーをつかってしまいます。用途に応じた設計が必要になってくるのですが… なかなかどこの現場もきびしいみたいです。 これを読んだ方は、湿度のクレームは最小限で!お願いします笑







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10/11

Tue

2016

設備の仕事と残業について

最近、電通社員の過労死事件がきっかけかわからないが労働環境についてSNSなどで盛んに議論が行われている。

残念ながら設備の仕事も激務になりがちな職種である。今回残業のスペシャリスト(?)であるアルティメットがなぜ設備の仕事が忙しくなるのか考えてみた。

1.設備の老朽化
設備関係の仕事でもメンテナンス部署はどうしても業務が多くなってしまう。設備が古くなってくるとトラブルが多くなり、予定外の業務となり残業となる。しかし業務は増えても工場の生産やビルのテナント料は竣工から増えることはなく人件費を捻出できないので増員は難しい。

結局のところ設備のトラブルはいつ、どれくらい起こるか予測が難しく、メンテナンス要員が何人必要かわからないのである。

2.職場の問題
いろいろな現場をみてきたが、設備は同じでも業務がまったく違っていたりする。一番多い原因が「人的トラブルが起こったことによる業務の追加」である。

ミスが起きる→業務が増える→こなせなくてミスが起きる。という負のスパイラル。本当に必要かどうか疑問な書類が大量にあったりしてなぜか無くなることはない。つまり業務が増え続ける現場が世の中にはけっこう存在している。勇気をもって業務を減らすとういうことが必要だ。

3.信じられないほどの法規制
これは声を大にして言いたい。ほとんどの現場でなんらかのコンプライアンス業務があるだろう。電気事業法、消防法、高圧ガス保安法、建築基準法、労働安全衛生法、計量法など多種多様だ。官庁申請業務にはじまり、〇〇取扱い者でないと作業ができないといった規制も多い。

そして緩和することなく規制は増え続けている。これらの事情により、資格をもっている人に業務が集中してしまったり、人事異動がうまくできなかったりと激務になる要因となっている。


 設備の業務で激務になる要因はいろいろあるが、かくいうアルティメットも年間残業1200時間越えや、連続40時間労働など過労死ラインの状況になったこともある。はっきりいって設備の仕事は終わりがないので「どこまでやるか」「どこで妥協するか」が重要だと思う。ただ救いなのは設備はどの現場でも同じなので資格さえあれば職場は変えられるし全国で求人がある。激務から抜けられない人は最悪の状況になる前に環境を変えてみては?とアドバイスさせてもらいたい。






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07/13

Sun

2014

メンテナンス費を抑える方法

 設備管理担当者として大事なのは緊急対応、コンプライアンス、マネージメントの3つだと思っている。いくつかの現場を見てきたが3つのうち一番重視されていそうで実はおざなりにされているメンテナンスのマネージメントについて少し考えてみた。


メンテナンス費は安ければ安いほど設備オーナーにとってはもちろんいい話だ。しかし設備担当者にとっては業務ボリュームが増えてしまう。費用を抑える方法とその手間について紹介しよう。
 

1、部品だけ買って自分でやる。
部品交換などの修理はほとんどメーカーの人件費だったりする。自分でやると部品代だけで済むのでかなり費用が削減できる。ただし、丸一日その作業で時間を潰せる状況でないと難しいだろう。


2、ベンダー(業者)選定をする。
ひとつの工事でいくつかの業者から見積を取って選定をする。要は引き合いだ。公共事業は引き合いが義務付けられているが、民間では(いつもの)3社ぐらいで決めていたりする。
今まで「この業者安いです!!」と探してくる設備担当者は見たことがない。大手企業だけではなく中堅どころで探してみる価値は十分にあるはずだ。ただ、業者登録など社内調整が必要な場合がありこれも手間が掛かってしまうだろう。


3、重要設備とそれ以外の設備で差をつける。
例えば重要な設備は年1回点検、それ以外は2年に1回点検と差を付けメンテ費用を削減する方法。様々な現場で採用されているが、そもそも膨大な設備の仕分けをする必要がある。オーナー側との入念な打ち合わせにかなりの時間が掛かってしまうが、一番無難な方法といえる。


4、維持費の少ないメーカー選びをする。
建設時に維持費を確認し、点検費用の安いメーカーを選ぶ。意外とやってそうでやっていないケースがある。これは建設と保全で担当者が違っていたりする事が原因で、少し検討するだけで20年、30年と設備を使えば大きく費用が削減することができる。


4つの例を挙げたが他にも様々あるかもしれない。しかしメンテ費用を削減するには共通して”かなり面倒なことになる”のは間違いない。時間と労力に少し余裕があるときに実行するのをおススメする。




















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05/28

Wed

2014

現場で交換を忘れがちな5つのモノ


定期点検は毎年行っていてもついつい見逃してしまう機器がある。そのなかでも抑えておきたい5つを紹介しよう。

1 記録保持用バッテリー

シーケンサーやデマンドコントローラーなどのバッテリーが該当する。商用電源が通電中は問題ないが、停電日などにこのバッテリーを交換していないと、すべて設定がオジャンになってしまうこともある。

2 熱電対

いわゆる温度計だが、高温の槽などに設置されている熱電対はとにかく寿命が短い。あまり放っておくと膨潤してフランジから抜けなくなることも・・・。

3 監視PC

プロコン、DCS、EMSなど設備の監視システムは様々あるが、監視しているのは普通のPCの場合が多い。定期的にメーカー点検を行っていても肝心の監視PCはすでに部品供給不能だったりして故障時の対応ができない。DELLとかのハードサポート期間が切れたら即更新だ!

4 盤用フィルター

清掃すれば更新の必要はないが盤のフィルターが目詰まりすると盤内の空気が循環できず温度が上昇する。インバータがあればなおさらだ。熱暴走でトリップしない様対策が必要だ。

5 非常用発電機のエンジンオイル

月例点検などで定期的に試運転することが多い発電機だが、重油などの燃料には意識がいくがエンジンオイルは著しく減っている場合がある。メーカー点検等で補充していない場合は注意してほしい。試運転前のチェックが重要だ。


 以上5つの機器について紹介したがいかがだっただろうか。定期点検を行っていても肝心な危機が不具合を起こしたりする。更新計画に抜けがないか設備担当者は入念なチェックを行うことが必要なのではないだろうか。







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07/07

Sun

2013

工場萌えの裏では・・。

川崎の工業地帯なんかドライブに行くと夜景がとってもキレイです。


工場萌え~なんて言ったりするらしいですけど、近くで光ってる照明をみると

・・・ゴツイです。一般の照明器具ではなく防爆型が使われています。
”ぼうばく型ってなんだ?” って感じると思いますが読んで字のごとく爆発を防ぐ構造になっています。器具のなかで火花が出てもケースの外にでないんです。

すごいですね~ 揮発性のキケンな製品を扱っても引火してドカーンといく心配はありません。

 ただご覧のとおりケースを外すのも大変で球替えするのもひと苦労です。壊れた時が最悪で防爆検定(ざっくり言うと機器として問題ないかの検定)を受けているので部分的なメンテナンスができません。

すると現場では結構”1977年製”なんて年代モノがちらほら・・・。


工場夜景が好きな人でも近くで見たらがっかりしてしまうかもしれませんね。
できるだけ遠くから! と思う今日この頃でした。











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プロフィール

HN:
アルティメット雅史
性別:
男性
自己紹介:
製油所、データセンター、化学工場を渡り歩いた設備のマニア
最近はarduinoあたりの電子工作にハマる。
取得資格は電験3種、消防設備士甲4、2級ボイラー技士、危険物乙4、電工2種、技術士一次試験合格(電気・電子)、フォークリフトほか

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