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設備のマニアどっとこむ

設備、資格、DIYのブログ!

01/26

Tue

2016

電力自由化でどう変わるか

すでにご存じの方が多いと思いますが、今年の4月から50Kw以下の需要家、つまり一般家庭でも電力の自由化が始まります。

世間では「ちょっと様子をみておこう・・」感が強いですが、民放での各社の激しい囲い込みCMを見ていて、いてもたってもいられなくなったため(笑)今後の電力事情がどうなるか仮説を立ててみました。


1.大手電力会社離れ

とりあえずこれは避けられないと思われます。一時期電力会社の請求書を拒否していた人もいるくらいなので、サービスの内容がどうこうという前に脱原発の思想が強い人など、数%(数十%?)が大手電力会社との契約をやめるはずです。そんな事になってしまうと電力会社は大打撃なのでは?と思ってしまいますが、大丈夫です。

なぜなら送配電系統は電力会社の設備だから

2年くらい前のブログ
でも触れましたが他社への契約に切り替えても、送電設備のリース料が電力会社へ入るのでそこまで売上が落ちるとは思えません。逆に言えば電力料金は電力会社次第になってしまうのであまり下がらない可能があります。


2.電力の過剰供給

現在、新規に電力事業に参入する方法は2種類あります。

・発電機を設置し、発電事業をする。
・小売りとして電力卸売事業をする。

卸売については電力を買って売るのだけなので設備は増えないのですが、発電事業の方は大手石油、ガス、製造業あるいは共同出資会社により、発電所が乱立しています。

これは工場内に広大な土地を所有していたり、発電機を運転させる燃料(あるいは蒸気)が容易に手に入るため、参入障壁が低いことによるものです。

しかし、今まで生産していた設備を発電所に転換するということは、電力量を大きく使っていた工場が電力を供給する立場になるため、電力が過剰供給となってしまうのです。


3.政治的介入

現在、増設されている発電所はまさかの石炭火力です。COを多く排出しエネルギー効率も悪いです。日本は京都議定書にサインしており、排出量に制限があります。ただでさえ原発停止でキツい為、何らかの規制がかかる可能性があります。

その他、日本卸電力取引所という電力市場価格や送配電設備のリース価格、電気事業法など自由化後の混乱を防ぐため、今後
微調整が入ると思われます。




今回はアルティメットの大予想! ・・・というわけではないですが、やっぱり

ちょっと様子見ておこうかな


といった判断が賢明かと思います。


でもネタになるから他社にしてみる・・・かも。










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01/24

Sun

2016

制御盤の更新について

最近資格の話ばっかりだったのでたまには設備の記事を書きたいと思います。

会社は転々としてますが、設備の仕事をして10数年、ハードだった仕事のうちのひとつが”盤の更新”です。高低圧盤についていくつか経験したのでコツをご紹介したいと思います。

盤内の遮断器、がいしなどの絶縁物の寿命は、長くても25年ぐらいしかなく更新の話が出てきます。基本的には既設とまったく同仕様にすれば問題ないのですが、そう簡単ではないのです。

更新の流れとしては・・。

1.既設の盤の図面を手に入れる。

25年も昔の設備なので改造をしている可能性があります。最新版を手に入れて下さい。また、現場に図面がなければメーカーに問い合わせてみてください、製造番号、年式、顧客情報からメーカーからもらえる可能性があります。
まったく図面が手に入らない場合は諦めて既設盤の回路を調査して設計するしかありません。(超ハードなのでおすすめしませんが・・)

2.盤内部品のチェック

ブレーカ、マグネットスイッチ、盤面計器、VT、CTなどの部品を調べてください。ここで間違えなければ回路が違っても盤内配線の修正でなんとかなります。とにかく既設と新設の部品仕様はすべて同じでなくてはなりません。

3.盤の外部への回路調査

主にポンプなどの制御回路に多いのですが、外の回路へどのようにつながっているか調べる必要があります。例えば水位による自動起動、遠隔停止、警報、電流の外部出力などです。
盤の図面には載ってない場合があるので施工図などからケーブル単位で調べていって下さい。

4.新設盤図面のチェック

新たに手配した新設盤の図面が出来上がったら、中身のチェックです。寸法、色にはじまり、電動機容量、部品仕様などをすべてチェックします。最終的には既設のケーブルを新設の盤ではどこにつなぐのかはっきりさせる必要があります。

5.動作テスト

まずは新盤単体で工場検査、そして現場でケーブル工事後シーケンステストです。ここでちゃんと動くかは今までの下調べのでき具合できまります。シーケンスが良好なら、電動機の回転チェック、サーマルセット(過電流の設定値)のチェックを実施してください。


【よくある間違い】
更新後ケーブルがあまる。 →未使用ケーブルだったりするので調査する。
遊休のポンプだった。   →新設盤でいる、いらないを確認する
色がなんだかヘン     →社内基準がある会社もあるので事前にチェック


 現在、国内ではバブル期に大量に設備投資した盤が更新時期にきています。前例がなくて悩んでる現場の参考になれば幸いです。もしどうしようもならなそうなら・・・ 




相談のります!!!











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01/21

Thu

2016

国家資格の怪しさについて


電気設備関係の資格をいくつか受けているのですが、最近とあることに気づきました。

かなり試験内容が重複しているということ

資格マニアとしては最低限の勉強で違う資格も取れるので願ったりかなったりなのですが、
だんだん本当に必要な資格なのか怪しくなってきました・・。

今回電気系の資格で考えてみます。

資格名       主管課      関係法律     ざっくり主な範囲

電気工事士     経済産業省   電気工事士法   電気工作物の工事
電気主任技術者   経済産業省   電気事業法    電気工作物の管理、保安
エネルギー管理士  経済産業省   省エネ法     指定工場のエネルギー管理
電気工事施工管理  国土交通省   建設業法     建築営業所ごとの選任
技術士       文部科学省   技術士法     (独占業務なし)
電気取扱者     厚生労働省   労働安全衛生法  電気設備の操作
消防設備士     総務省     消防法      消防設備の点検・工事


他にもネオン、非常用発電機だけのための特殊電気工事士や4~5個ある空調関係資格もあるが割愛する。何が言いたいかというと・・・。

どんだけあるんだ??

※写真と記事は関係ありません。

せめて同じ省庁にしてほしい・・。
→官庁書類をいろいろなところに出さなければならない。
→〇〇試験センターとか財団法人多すぎ。
→規制している基準がかぶってない??作るとき他の法律見たの??



そして、いつのまにか増えている↓
お知らせ「第二種フロン類取扱い技術者」資格の新設について



ま、なんていうかこれが日本の縦割り社会というか・・、非常に非効率さを感じました。
勇気をもって資格を廃止するというのも手ですが、ないんだろうなあ。


勉強している人はモチベーションが下がってしまう話ですが・・・。取る資格は厳選したほうがいいかもしれません。でも負けずにこれからも資格がんばっていきましょう!!









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01/11

Mon

2016

【消防関係資格】講習会行ってますか??

消防関係資格といえば、「危険物取扱」と「消防設備士」がメジャーどころですが、手軽に取れる難易度ということもあり、取得してる人も多いと思います。

しかし、取った後で実務に使っている人は少なく、維持講習に行かない人、写真を書き換えていない人がけっこういます。

今回は危険物、消防設備士講習についてちょっとだけ紹介したいと思います。

講習会ではまずテキストにそって過去3年間で改正された消防法について説明されます。ちなみに・・・

しょっちゅう消防法は改正されます。

およそ3年間分やります。最新情報をチェックしましょう。


↑講習会でもらえるテキスト

あとは過去の事故事例、点検時の注意点など(かなりハイスピードで)ざっとテキストを流します。そして最後に

効果確認テストがあります。

全部で10問ですが、あまりに正答率が悪いと居残りになります。

こんな具合で平日丸一日つぶれます・・・。


ちなみに講習をうけないと、

【消防設備士】
減点となります。


【危険物取扱者】
自分の経験ですが、危険物施設選任の届出の時に消防より指摘を受けました。※後追いで講習を受けました。


ここぞって時に失効していない様、維持する事をおススメします。

あと、講習会は意外に?すぐ予約でいっぱいになるので予約はお早めに。



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12/29

Tue

2015

電気計算を買ってみた話


 

 最近電験3種から2種へのステップアップを図ろうと思い、電気書院の電気計算を買ってみました。

この月刊誌は電験1種、2種などの難関資格を目指す人向けというイメージがありましたが・・。

やはりムズイです。
 

2種ではなく3種の公式集などを見ても、ここ数年で合格した自分でも「こんなのあったかなぁ」といった具合です。付け焼き刃ではなく本物の計算力を付ける人が買うものなのかな、と思いました。

問題集は途中であきらめ、ほかの特集を読んでみると・・・


けっこうおもしろい

好き嫌いは分かれるかもしれないが、電気の技術史、事故事例、電子工作など電気・電子系の人ならためになる内容ばかりでした。


定価1,620円、年間定期購読19,440円(1円も安くなってません・・)ですが
読める記事が多いので買って損はないと思いますが、問題を解く気なら覚悟が必要だと思います。

ちなみに電験2種はとりあえず保留にして、来年はエネ管を受けることにしました。
(出題傾向が詳しく載ってました)
余裕があったら新電気とかもレビューしてみたいと思います。




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著書

プロフィール

HN:
アルティメット雅史
性別:
男性
自己紹介:
製油所、データセンター、化学工場を渡り歩いた設備安全評論家
取得資格は電験3種、消防設備士甲4、2級ボイラー技士、危険物乙4、電工2種、技術士一次試験合格(電気・電子)、フォークリフトほか

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