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設備のマニアどっとこむ

IoT開発、設備・DIYのブログ!

aruduino搭載PLC M-Duinoでマグネットスイッチを動かす

ここ最近arduino関連の記事が続いていて、「あれ?設備はどうなっちゃったの?」と思っている方も多いかもしれません。 しかしついにデジタル回路でシーケンスを動かすシロモノを手に入れました!!


arduinoの搭載のPLC、M-Duinoです!!

PLCってのはプログラマブルロジックコントローラの頭文字をとったもので、シーケンス回路をプログラムで組んでいて記憶しておくことのできる優れものなのです!!
これがあれば100V制御電源で盤内配線をぜんぶIV線でする必要も無いし、回路変更も簡単です。

と、いいつつ実は昔からPLCはありました。じゃあこれは何がすごいのかというと、

arduinoの組み込みプログラムであるarduino IDEで回路が組めるのです!!

↑↑↑こんなやつです。

PLCは三菱、オムロン、東芝、富士電機といろんなメーカーが出していますがそれぞれ独自のアプリケーションが存在し、一般の設備員では扱うのが困難です。(バリバリ組める人もいますが…)

それに比べarduino IDE はググればタダでダウンロードできますし、そこら中にサンプルソースがアップされています。

つまり、ノートPCとUSBケーブルがあれば簡単にPLCのプログラムがいじれてしまうんです!!


では早速ですがマグネットスイッチのON、OFFをやってみます。


電源は直流12V~24Vです。写真ではトランスで100V→12Vにしてなおかつ整流していますが、お金があったら一体ものの直流安定化電源を買って下さい。またM-Duinoのリレー出力の接点容量は5Aもあるのでマグネットスイッチのコイルなんて余裕です。

IDEのソースはこちら↓↓
void setup() {
  pinMode(A0,INPUT);
  pinMode(A1,INPUT);
  pinMode(25,OUTPUT);
}
void loop() {
if(digitalRead(A0) == HIGH){
  digitalWrite(25,HIGH);
}
 if(digitalRead(A1) == HIGH){
  digitalWrite(25,LOW);
 }}
デジタル入力A0とA1のみを使用しそれぞれ押しボタンの信号を受けます。
ONスイッチであるA0を受けて25番の付属のリレーを動作させます。
A1が入力されるとリレーはOFFになります。


デフォルトでリレー出力(緑)、ボタン入力(赤)がLEDで確認できます。

↓動画はこちら


今回はデジタル入出力のみを使用しましたが、これだけでもフロートスイッチによる水位制御や照明のタイマー回路などのシーケンスは簡単にできてしまうと思います。

 

他にもアナログ入出力やEthernet用のコネクタがあっていろいろできそうな雰囲気を出しています。3万~4万円ぐらいなのにスゴイ(普通のPLCは一式そろえると10万円は余裕で超える)

これは制御盤に革命が起こる予感!!!!








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プロフィール

HN:
佐々木 雅史
性別:
男性
自己紹介:
2021年 ラズパイ、M5stackを用いたIoT開発を専門で受注するアルティメンテを設立。代表を務める。
・2020年ラズパイコンテスト優良賞受賞
・設備系資格多数(電験3種、消防設備士甲4、2級ボイラー技士、危険物乙4、電工2種、技術士補(電気・電子)、エネ電、フォークリフトなど)

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